森田美勇人退所餞別 『超豪華!!最初で最後の大同窓会!ジャニオタ(元含む)はてなダイアラー祭り』 エピソード10(編集後記)
ついに8時だJが終わってしまいました。
懐かしい!楽しい!翼くん(泣)までは盛大にわっしょいわっしょいしていたのですが、滝つ曲が始まった瞬間、驚くほどスッと感情が動かなくなった自分に自分で驚きました。
現役がバックにつくのも知っていたし、それを見たところで何か感情がわくわけでもないだろうと思っていたから、まさかそういう状態になるとは、です。無意識部分にある感情って、こうやって突然のぼってくるんですね。
在籍していたらバックに「いた」であろう人たちがいない、その反面、在籍しているけどバックには「いない」人たちもたくさんいる。
ただそれだけの現実。
それぞれの現実。
「なんで?」とか「悔しい」とかそういう感情はまったくないのだけど、やっぱり寂しいのだろうね。でもそれって当然だよね。
そんな8時だJ復活祭り終了とともに、この美勇人退所餞別 はてなダイアラー祭りも本日で終幕です。
豪華なみなさんにそれぞれらしい素晴らしいテキストを頂き、本当に感謝しかありません。僭越ながら各エントリ前に書かせて頂いたコメントも、余裕でもっともっと長く語れるのですが、素晴らしいテキストの前にわたしが長々とお目汚しするわけにもいかないので、推敲してあの程度にまとめました。
今回このような祭りを開催して実感したのは、あの頃のジャニオタはてなダイアリーはやはりひとつの文化として成立しているということ、そしてそこに参加できていたことは、現場だけでも十分楽しいオタ活をより輝かしく大切なものにしてくれたのだなぁということです。
そしてこの文化は、書き手だけではなく、読んでくださっていた方-読み手としての自分も含め-双方のものなのだということを、強く思いました。
紡がれた文章の元となる記憶は書き手さんのものだけど、一度公開された文章は、共有されみんなの記憶となる。そして日常で思い出すことはなくとも、こうして何かきっかけがあったときに蘇る鮮やかな感情。
もはやこれは、ひとつの大きな財産です。
今は更新していないから非公開にしているかたもいるかと思いますが、そこに書かれている文章は、自分にとっても、そして誰かにとっても貴重な記録です。ぜひ大切にしてください。
今回のお祭りを楽しんでくださったかた、参加してくださったかた、本当にありがとうございました!
はてなダイアリー祭りに関する感想、各エントリに関する感想、美勇人くんに対する想いなど、いまあなたの胸になにか言葉にしたい!という感情がありましたら、メールフォームよりお送りください。
140文字以内でも大歓迎です(笑)(参加ダイアラーのみなさんに該当する部分は、ご本人へ共有させて頂く場合がございます。)
* * * * *
さて、ここからは完全に個人的な編集後記なので、興味のあるかただけ読んでください。
締切は全員同日なので、誰も内容に関して打ち合わせはしていません。それなのに現役すのまん担2名は取り上げる内容が被るのが興味深いし、なにより青山から駆け下りて横アリに向かったことをみんな書きすぎ!(笑)横山さんのソロコンとそれに伴う自分の行動は本当に大きなことだったのでわかるけども。
ここまで被ったからには自分のはてダ過去ログをまじえながら、どういうことだったのか詳しく書いておこうと思います。
時は2009年3月。
青山劇場ではエイトの安田くん主演、風間くん出演の舞台「カゴツルベ」が上演されていました。
元々カゴツルベの予定で、体力的に1部の参加は諦めたのですが、でも「もしかして」のためにうちわを持参して登山しておりました。
ちなみにAよしさんは「我慢できなかった、しゃしゃ見てくる^^」とのメールを残して10時開演の1部に入りカゴツルベにやってきました。
過去ログより
確かにわたしは「青山から横アリにはしご」してるけど、ありよしさんは「横アリから青山にはしご」してるからね!?(笑)
順番が逆なだけで、やってることは同じだよ!!
私は久しぶりのみなさんにも会えたのでお話したかったし、もう90%は行かない気持ちで終演後カフェに入って注文までしたところで天からの声が。
じたんはまた次観ればいいし…と言ったらAよしさんから「(いついなくなるとも分からない)バック担がそんなこと言っちゃダメだよ!」と叱咤され(笑)、みなさんの「いいから行きな!」という優しい声に背中を押され、店を飛び出した16時。
そこからコンビニに飛び込んで携帯の充電器を買い(電池残量危うし)、雨の中傘をささず青山を駆け下り、ギリギリで特急に乗り込みました。
そしてミラクルなことに着いた先にはtabasaさんとお友達。
過去ログより
チケットをお譲り頂くメールをやりとりしている中で、妙に定価を念押しされている気がしたので、後ほどそんな当然のことをどうして?ときいたら、譲る掲示をしたらことごとく「定価以下で」という連絡しかこなかったそうな…。天下の山田涼介がいるセブンコンでもまだまだそんな時代でしたね…。そんな中、やっとまともそうな人からメールがきた!となり、お譲りを決めてくださったそうです(笑)
たばささんとはそれ以前に他の会場で会ってご挨拶はしていたのですが、二人きりというのはこれが初めて。「直観でhinacoさんがくると思った!」と言われ、そこからミラクルみゅーと担が始まりました(笑)
席に向かうと、メインステと外周花道が交差するまさに角の前列という完全に良席。だからこそまともな人にお譲りしたいという気持ちがあったそうで、その節はご縁を頂き本当にありがとうございました。
そんな良席なので、まぁすぐに気づいて頂けまして。
2009年3月の美勇人は13歳で、まだ反抗期前なので(笑)目の前でうちわに気づいた瞬間、にっこ~と効果音をつけたくなるような笑顔になるわけです。もちろんファンサはもらえたらそりゃ嬉しいですが、それ以前にその頃はまだうちわが数枚あるかないか程度だったので「あなたを見に来ているファンがいるよ。どこの位置で踊っていても見ているよ。」ということを伝えるためにうちわを持っている意識の方が強いので、毎回その笑顔を向けてくれる度に、「よし、任務完了!」の気持ちだったのです。
なので、この時も「は~良かった~相変わらず踊ってるときは世界一かっこいいのに、向けてくれる笑顔は年相応だよなぁ」と喜んでいたら、わたし以上に隣のたばささんが「可愛いーーーー!!!えーーーみゅーとってあんな顔で笑うの!?」と大興奮していて面白かったです(笑)
それと同時に、そうか~このギャップが美勇人の良いところでもあるのに、当然ながらパブリックイメージではないのだな~ということを実感。まぁうちわ数枚あるかないかでパブリックイメージもなにもないんだけどさ。
過去であればあるほど、隣の人が「あんなに可愛い笑顔なんですね!?」となってくれることが多かったので、昨今は「笑顔を好きだと言ってくれる人が多いから、少しでも多く笑っていようと思っています。」と本人がいうまでになって良かったね、と思うのでした。
以上が、「hinacoさん青山を駆け抜け横アリへ向かう」からの「ミラクルみゅーと担がやってきた」の全貌でした。
* * * * *
ありよしさんの寄稿の中に、下記のような部分があります。
山田様が中学生になる頃には私はhinacoさんと「男はランドセルを下ろしたら大人!アルトリコーダー吹いてるし、もう算数じゃなくて数学を学んでるから!」と言い合うようになり、小中学生に夢中になることをすっかり肯定できるようになりました(その会話を聞いていた周りの人は多少何か言っていた気がしなくもありませんが)。
これランドセルもアルトリコーダーも数学も、全部言っていたのはありよしさんだとわたしは記憶していたわけです。しかし彼女は彼女で、わたしが言い出したという。しかし「算数じゃなくて数学を学びだしたら大人」は確実にありよしさん!
最後まで結論がでなかったのが、アルトリコーダーでした。双方のはてダを検索しても判明しなかった謎のアルトリコーダー。
「ありよしさん(仮)の寄稿を受け取って、その内容について今アルトリコーダー論争をしていて…」ということを鉄の人に伝えたら、「どっちでもいいし、どうでもいい」と返ってきました。
文章なのに冷ややかな目線がみえる…!
KO・WA・I!!
あと、ありよしさんがおへそに泣いていたのは、引きはしなかったけど、別に肯定もしていないよ…ということは私信として書いておきます。っていうか、わたしはそのときメインステにいるみゅーとを見るのに忙しくて、なにやら隣から不穏な感じがすると横をみたらありよしさんが泣いていたのでした。あの瞬間はいま泣くような曲だっけ?と疑問しかないから。普通にこわいから。
* * * * *
Nさんの寄稿を読んで、すごく驚いたというか、言われてみれば!とそこで初めて気づいたことがありまして。
私はそうだけど、自担が退所したあとの身の振り方は本当に人それぞれですよね。
hinacoさんは「ジャニオタではなくなる」道をもうきっぱりと宣言しています。
美勇人担になってから退所までの月日、彼女がどんなスタンスで、どんな想いを寄せてきたか、美勇人に何を見てきたか、それが表れた選択だなあと思いました。
すべてを見てきたわけじゃない身で生意気に言いますけど「きっとその選択にたどり着いたよね」と私はすんなり納得できます。
「みゅーとがジャニーズじゃなくなる=わたしがジャニオタじゃなくなる」という思考しかなかったので、そうか、降りるという選択肢もあるのか!!という衝撃(笑)
ジャニオタではなくなるけど、別に事務所に対して執着もないけれど興味がないわけでもないから(滝沢チルドレン世代だし)、普通に面白そうな演目があれば観ようかな程度にしか考えていませんでした。(とここまでは復活8Jまでに書いていたのですが、今回の経験を経て、ご贔屓がいなくなった直後の組公演は観られないな…と感じているの同様、しばらくはJもそうなのかもなぁ)
なので、Nさんの寄稿を読んで「美勇人が退所したあとの身の振り方」を思い悩む人も結構いるのではないかなと、いまさらながら思った次第です。
個人的なことを言わせてもらえば、他に事務所に好きな人がいるなら全然「自担」は代わっていいと思います。楽しめるなら楽しまないと。あなたの人生はあなたのものです。
そして引き続き美勇人も(表舞台にたった際は)応援してほしい。普通に「美勇人ファン」でいいじゃない!という気持ちです。
もちろん自担が別にいたらお金や時間のかけかたは変動するかもしれないけど、たとえ10の力が3しかかけられなくなったとしても、それはしっかりファンです。愛ある声援です。
J以外は興味がないタイプでないかたは、ぜひ今後も美勇人くんへの愛を心に持ちつつ、それぞれの人生を楽しんでほしいなと思います。
もちろんわたしもそうします。
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そして最後に、上の流れにも関係することですが、わたし自身の話を少ししますね。
寄稿内でそれぞれがあれ程書いているのでいまさらですが(笑)わたしも宝塚歌劇団を愛する一員です。
そしてご贔屓(Jでいう自担)の退団を間近に控えたファンでもあります。
ねぇねぇ、
ご贔屓の退団が発表された約1週間後に、自担も12月末付けで退所しますよって伝えられた人の気持ち、想像できます???
天海さんもそんなことある???*1
自担とご贔屓が一度にいなくなる未来を控えた人なんて、11月の時点で日本でわたしくらいなのでは?と思っていたら、今回寄稿してくれた友人たちから「パイオニアを名のっていい」とお墨付き(?)を頂きました。(そしてそれも各自が送ってきた言葉であって、みんなで話していたわけではない)(パイオニアって被るもの?)
そういうわけで、今のわたしはパイオニアです。改めてよろしくお願いします。もし全く同じ境遇のパイオニアのかたがいましたら、ぜひお友達になってください。
で、ここからが本題なわけですが、もし「美勇人くんがいなくなるから今までみたいにJに興味はもてない。宝塚は観たことないけど、人生で一度は観たいと思っている」というあなた。
そう、あなたです!
まさに今がそのとき!観よう?気分転換かねて、軽率に観てみよう?もうそのくらい気軽で全然大丈夫だから。
ただ、やはりヅカにも初観劇に不向きな演目ってのはあります。なにも知らない一般人に気軽に13月を探すジャニーズワールドをみせることを躊躇するみたいな、オタクは楽しいけど果たして最初にこれをみせていいのだろうか?PZから始めた方がいいのではないか?みたいなそれです。
だから気軽に声をかけてくれたら、いくらでもアテンドするよ!別に自担が健在でも興味あるならいくらでもアテンドするよ!(笑)
2019年、宝塚歌劇団(のファン)はあなたの新しい一歩をお待ちしております。
というわけで、あまりにも感情過多が次々押し寄せるというのが今のわたしの現状でした。少しでも伝わってくれたら幸いです…。